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2019年4月~2020年3月
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第26週が始まりました

人とかかわるっていいな!
12月6日(金)曇り時々雨
活動の振り返り、清掃活動、お別れ会


初めてお泊まりの人が半分を占めた今週でしたが、全員そろってお別れ会をすることができました。

「適応以外に知らない人が来ていて、最初は緊張しました。でも、仲良くなれたし、やまびこ館で今まであまり喋ったことのなかった子ともたくさん喋れました」
「適応で会っていても、今まで知らなかったところが見られてよかったです」
「初めての環境、初めてのスタッフ、初めて出会う適応以外の子。仲良くできるのか心配でした。でも、スタッフはみんな優しくて、温かくて話しやすかったので、いっぱい話ができました。みんなとも仲良くなれて、充実した4泊5日でした」
「初めての泊まりで不安だったけれど、みんな優しくしてくれて嬉しかったです。夜の王様ゲームが思い出になりました」
「1日1日が充実していて、とても短く感じた4泊5日でした。スタッフさんは、大人だから!と身構えていたけれど、心を開いて本心を話すことができました」
「今まで喋ったことのない人とも喋れました。スタッフに将棋で勝てて嬉しかったです」
「最初はすごく緊張していたけれど、みんなとたくさん話ができました」
「来る前までは緊張するだろうな、と思っていたけれどそんなことはありませんでした。家族のように思えました。とてもリラックスできたので、お別れがさみしいです」
「いろいろすごく楽しかったです」
「初めて出会う子たちとも仲良くなれました。4泊の間に呼ばれた9個のニックネームが呼ばれなくなるのはさみしいです」

4泊5日、それぞれの思いを、それぞれの言葉で述べてくれました。
寝食を共にする中で、自分の知らなかった自分や、友だちの違う面を見つける4泊5日になったようです。

みんな優しくて、周りをよく見て動いたり声をかけたりしてくれました。
スタッフにもたくさん感謝の言葉をもらって、涙が出そうになりました。

所長のまこさんからひとこと。
「スタッフから、『今週の子どもたちはとってもいい子たちです』と報告を受けていました。でも、みんなそんなにいい子じゃなくてもいいのです。どんな子も、やまびこの郷は迎えます。樹木が生長するには土がかちかちではだめなんです。栄養があるふかふかの土であることが大切です。やまびこの郷は、そんなふかふかの土と同じです。ぜひまたやまびこの郷に来てもらって、ふかふかの土からたくさんの栄養を吸い上げてください」

また、会いたいです。
(書き手:まっちぃ)



 
城崎散策をしてきました!
12月5日(木) 雨
遠くへ出かけよう「城崎散策、玄武洞公園」


今日は、みんなアイススケートをする気満々で、やまびこの郷を出発しました。
やまびこの郷付近では、曇り空で雨は降っていなかったのですが、
北上するにつれて、どんどん雨脚が強くなってきました。
円山川公苑に到着して、美術館を見学して、昼食を食べながら、
雨が小止みになるのを待つことにしました。
が、・・・・雨は弱まることなく、無情にもスケートリンクは水浸しです。
円山川公苑スタッフの方と相談して、やむなくスケートはキャンセルとなりました。
さて、そうなると気持ちを切り替えて、兵庫県北部地方の、有名観光地めぐりです。
城崎や玄武洞は初めて訪れる子が多かったので、よかったです。
城崎散策では、おきまりの足湯に、温泉寺、木屋町小路など、温泉地風情を楽しみました。
玄武洞では、「なんか吸い込まれそう~」とか、「ここで絵を描きた~い」など、
玄武洞の荘厳さと周りの景色の素晴らしさに感動していました。
マイクロバスに戻るときに、思わず、「ここに座ってごらん」の歌詞を思い出しました。
「♫空に~、虹がかかる~、それだけで美しい~・・・」
(書き手:かっさん)



 
笑顔と真顔で楽しむスポーツ!
12月4日(水)曇り時々雨
自分で選ぼう(スポーツ活動)


お泊まりの人数が多いのに加えて、今日も1日入所や1日体験の子どもたち、研修の大人、スタッフ、メンタルフレンドと
20人以上でのスポーツ活動となりました。
いつもの準備運動のあとは、アイスブレイク的な活動として「ああ神様(新聞紙を体から落とさないように走る」や、リレー、大縄飛びで体を温めます。
それから、ドッジボール、バレーボール、すっきりサッカー。
スタッフが子どもの陰に隠れて逃げ回り、思わず笑いが、、、のドッジボール。
バレーボールでは、大逆転が起こるなど、白熱した試合に。
すっきりサッカーでは、ものすごいシュートの連続でした。

様子をのぞきに行くと、ちょうど自分で選ぶスポーツをしているところです。
サポーターをつけて次々にインラインに挑戦する人たち。
「久しぶりにするんだけど」
と言いながら、すぐにコツをつかんでスイスイ滑る人。
友だちと一緒に手をつないで笑顔で滑る人。
初めての人は、ボールケースを持って真剣な顔で練習します。

他にもバスケットボール、一輪車、サッカーなど、フロア内を譲り合いながら使って楽しんでいる姿が見られました。
ボクシングやボルダリングを楽しむ姿もあり、それぞれがやりたいことを真剣に、そして笑顔と歓声に包まれた素敵な時間を過ごしました。

(書き手:まっちぃ)
自分でやりきる達成感!
12月4日(水) くもり時々晴れ
「自分で選ぼう(製作・文化活動)」



今日は14名中12名がプラ板製作に没頭。
まさに“プラ板祭り”と言ってもいいぐらいの製作となりました。

どんなキャラクターをモチーフにするかはもちろん、大きさや形、色を塗る道具(マジック・色鉛筆)によって
全く異なる作品が仕上がるプラ板は、製作の人気メニュー。

出来上がったプラ板を恥ずかしそうに仲間に見せる表情が、
「かわいい!」「すご~い!」と言ってもらって心底嬉しそうな表情に変わるのを見るのが
スタッフの密かな楽しみとなっています(^^)

他にも、スターカイト(凧)作りや木の実拾いなど、自分で決めた過ごし方で満足げな様子。

子どもたち一人一人が持つ手先の器用さや根気強さに加えて、
仲間と過ごす心地良さが活動への活力になった気がします。

自分らしさを表現する喜びを感じられる、素敵な時間になりました。

(書き手 ガックン)
まが玉づくりに集中!
12月3日(火) 雨のち曇り
地域と交流しよう(古代あさご館)


今日は、あいにくの悪天候のため、雨天メニューの古代あさご館での活動となりました。
到着すると早速まが玉づくりを開始します。
スタッフさんの説明を聞いた後、すぐに全員が黙々と、紙やすりで石を削り始めました。
その後、10分、20分、30分と時間が経過しますが、まだまだみんな集中して、
ひたすら石を削っています。この根気強さには、スタッフもびっくり。
ここまで、全員が集中してがんばれるのは、本当に素晴らしいことです。
50分を経過したくらいから、ちらほら、石を磨き終えて、完成する子たちが出てきました。
まだまだずっと磨いていたい子たちもいましたが、まが玉づくりの作業はとりあえず1時間半で区切りをつけ、
後は、施設内を見学したり、組み木の古墳や土器のパズルを作ったり、
展示物を見学したりするなどして、活動を終えました。
誰もが、自分の納得のいくところまで、まが玉を磨ききりました。
1日体験で来てくれていた子どもたちみんなの、本当にやりきった、誇らしげな顔が印象的でした。
是非また、やまびこの郷で会いましょう!
(書き手:かっさん)


 
ココロもカラダもほっこり料理!
12月3日(火) 雨のち曇り
料理を作ろう(カレーコロッケ、冬野菜コンソメスープ)


今日は、1日体験の子も含めて、14名の大所帯で、料理を作りました。
人数が多くなると、どうしても手持ちぶさたな人が出てきて、
休みがちになることも多いのですが、今日は、みんながとても積極的に、
できることを見つけて動いていました。
また、何かをとってもらうなどすると、すぐに「ありがとう!」の言葉が出てきて、
誰もが気持ちよく作業が出来ました。素晴らしい!
さて、コロッケは、カレー味を付けた具に、焼いたパン粉をまぶして作るというものでしたが、
普通に揚げたコロッケに、負けず劣らずの、おいしいコロッケができました。
担当のスタッフのぼーちゃんが、「私、失敗しないので・・・」と言ったとか言わないとか・・・。
ごちそうさまでした。
(書き手:かっさん)

 
雨のスタートとなりました
12月2日(月)雨のち曇り
出会いの集い、お互いを知ろう


冷たい雨の降る中でのスタートとなりました。
今週は伊丹の適応指導教室から8人と、それ以外の2人、10人の子どもたちがやって来てくれました。
10人のうち、初めてのやまびこの郷お泊まりは5人ですので、緊張のスタートとなりました。

というわけで、スタッフが今週もおもしろい(?)お話で緊張をほぐします。
「冬あるある!」の話をしたのは、ぼーちゃん。
ぼーちゃんは、
①寒いほどテンションが上がるそうです(ただし、一瞬)
②飲み物は、外。つまり雪の中へ入れる。これが天然の冷蔵庫となってたちまち冷やされるとか。
③朝、除雪車の雪をどける音で目が覚める。(ただし、朝早いので、二度寝します)
④太る(とにかく、食べ物が美味しくて食べ過ぎてしまい、1週間に2㎏くらい太ることもある)

ガックンは、伊丹市を紹介しました。
「3つの真実、1つの嘘」ということで、
伊丹市は、
①初任給が高い
②人口密度が高い
③若い人が多い
④交通事故発生率が高い
さて、嘘はというと、
④の交通事故発生率 これは、県内41市町のなかで第30位だそうです。
あとの3つは真実!!
勉強になりました。

『お互いを知ろう』の活動のころには、雨が上がり青空も見えてきました。
みんなで、やまびこ農園の作物を収穫します。
白菜と、大根。
白菜は、鎌で根元を切った後、虫食い部分を取り除きます。
中からナメクジが出てきて「キャ~!」と叫びながら頑張って作業してくれました。
大根も、上に出ている部分の太さを見極めて、これ!と決めてから抜いていきます。
最後は、収穫したものを洗って、クックママに渡します。

さて、少しずつでよいので、伊丹の子どもたち同士、さらにお互いのことを知って仲良くなってほしいですし、
伊丹以外からも来ていますので、仲良くなっていってくれるといいな、と思っています。
仲良くなるゲームをして、、、少し距離が縮まったかな。
無理せず、ぼちぼちいきましょう。

(書き手:まっちぃ)