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2019年4月~2020年3月
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第32週が始まりました

涙のお別れ会、けじめの卒業式
2月8日(金)晴れ
活動の振り返り、清掃活動、お別れ会、3年生卒業式


今週のお別れ会は二部構成で行いました。
最初は、いつものお別れ会、そして後半は3年生のやまびこ卒業式。
会場となった会議室の中と外に、卒業制作が。
元スタッフのクロちゃん、ばんちゃんから祝詞をいただきました。

お別れ会の時から、まずメンタルフレンド4人が涙、涙、、、。
それにつられて、スタッフや保護者の方々も涙、涙、、、。

前半のお別れ会の後はいよいよ中学3年生の卒業式です。
病気でお休み中のスタッフてるみんも、卒業式に駆けつけてくれました。

そんな中で始まった卒業式。9名の3年生が中央に並びます。
一人ずつ呼名、スタッフからのメッセージ、そしてまこさんからの修了証。
まっちぃからはスタッフのメッセージを書いた色紙を手渡します。
その後、一人一人がやまびこの郷での思い出や決意を述べていきます。
「家ではできないことを、やまびこの郷でたくさん経験することができました。いつも送ってくれた親に感謝しています」
「お母さん、いつも見守ってくれてありがとうございました。私は、私に必要な人と出会うことができました」
「やまびこの郷に来るようになって、心から笑うことができるようになりました」
「毎回、毎回、やまびこの郷に来るのが待ち遠しくて仕方がありませんでした。お母さん、今までありがとう。これからもよろしくお願いします」
「やまびこの郷でもらったパワーを生かして頑張ります」
「やまびこの郷で、苦手なこともできるようになりました。これからの新しい出会いも大切にします」
「やまびこの郷に来て、『わたしの長所は人と話すことが好きなところ』と言えるようになりました」
「やまびこの郷に来た回数は少なかったけれど、その時その時の仲間と濃い時間を過ごすことができました」
「やまびこの郷では多くの学びがありました。いろいろな人とのかかわりを通して多くの先輩や友だちができました。一生の宝物です」

全部は書き切れません。
何より、卒業生全員がお家の方への感謝の気持ちを述べたことに、一番成長を感じ、感動しました。
回数の多い少ないにかかわらず、みんな成長しました。体だけでなく、心も!
3年生を送りたいと来ていた小学生、中学1、2年生も、中学3年生の姿をしっかりと目に焼き付け、
次は自分たちが!と思ってくれたはずです。

名残はつきませんが、この卒業式は次の一歩を踏み出すためのひとつのけじめ。
それぞれの次の一歩を、やまびこの郷のスタッフは見守り、そしてこれからも応援しています。
(書き手:まっちぃ)







 
海の生き物に触れてみよう
2月6日(木)雪
「遠くへ出かけよう」城崎マリンワールド


今日のやまびこの郷は一面の雪。今まで降っていなかったことがウソのようです。
中学3年生にとって最後の「遠くへ出かけよう」は、城崎マリンワールドでした。
「ここにも何度か来たなぁ」と、これまでのやまびこの郷での思い出に浸っている子もいました。
到着して一番に「イルカ・アシカショー」を観に行きました。
イルカのハイジャンプやアシカの可愛い仕草に、みんな大喜びでした。
そして、なんと、トレーナー体験のコーナーでは「なっぴー」が指名され、
颯爽とイルカたちに指示を出していました(いいな~)。
その後、特別プランとして、イルカを触らせてくれました。
触った感触を質問され、「長靴のゴムみたい」「マスカットみたい」などいろいろな感想が出てきました。
その後の質問コーナーでは、
「どのくらい水中に潜れるのか」「イルカはダイエットをするのか」など、積極的に質問していました。
昼食後は、「ダイブホールフィッシュダンス」でブリの捕食する様子を観ました。
水中に投げ込んだエサが一瞬で無くなる様子は大迫力でした。
最後に「イルカのライブステージ」を観ました。
ここでも、体験コーナーで希望者を聞かれ、なんと「一休ちゃん」が選ばれました。
トレーナーさんから触った感触を質問され、
「思ったより筋肉質でした」と、筋肉マニアの一休ちゃんらしい返しをして、みんなにウケていました。
スタッフも含めてみんなが楽しんだ1日となりました。
(書き手:こんちゃん)
 
未来に向かってジャンプ!

2月5日(水)午後 天気:雪
「自分で選ぼう」 スポーツ



今日のスポーツは、宿泊&体験の子ども16名、卒業生3名、メンタルフレンド4名、
スタッフ3名の総勢26名という大所帯で大いに盛り上がりました。

まずは「門番鬼ごっこ(改良版)」です。
鬼にタッチされると牢屋エリアに入り、逃げている仲間が門番役の鬼とジャンケンをして勝てば、
牢屋の中にいる仲間が全員解放されるというルール。
ただし、負けてしまうと自分も牢屋に入らなくてはいけません。←これが改良点です!
たくさんの子が自分の身を犠牲にして門番に勝負を挑んでいました。

お次は「長縄とび」。
2人・3人で同時に入って跳んだり、中の人が段々と増えていったり、
子どもたちが色々なアイディアを出してくれたので
見ている子も含めてみんなで楽しむことが出来ました。

最後は「ドッジビー・ボール」。
普通にドッジボールをしては面白くないということで、ボールとフリスビーの2つを同時に使ってゲームをしました。
チーム分けは、中学3年生&MF対その他大勢。
手加減するのは失礼とばかりに、下級生も全く手を抜かないので最後までどちらが勝つかわからない展開に(@@)

結果は・・・。
とにかく、みんなで楽しめました!

後半は、バトミントン、インラインスケート、サッカー、雪にも負けずに外で野球、etc。
思い思いのスポーツに夢中になっていました。

最後に掃除をしている時、中学3年生のMちゃんが「何年もお世話になったから」と言いながら
一生懸命モップがけをしてくれました。
中学3年生のみんな、虹の館で流した汗を忘れないでね!
(書き手 ガックン)
 
感謝の気持ちをこめて
2月5日(水)曇り
自分で選ぼう(製作・文化活動)


卒業週では、卒業生がそれぞれの目的を決めて、自主活動に取り組みます。
今日の製作の時間では、
ゆったり温泉の看板をつくってくれる子、
やまびこの郷に飾るカレンダーをつくってくれる子、
やまびこ食堂で使う鍋敷きをつくってくれる子、
掲示用に「ここに座ってごらん」の歌詞を模造紙に書いてくれる子、
普段できないところを掃除してくれる子…
それぞれが、感謝の気持ちを持って取り組んでくれました。

そんな卒業生の姿を見て、在校生も真剣な表情で作品づくりに没頭していました。
やまびこの郷卒業式まで後2日。
巣立っていく先輩たちは、後輩たちに見本となる姿を見せてくれました。
(書き手:こんちゃん)
ロープワークで心も結ぶ♫
2月4日(火)午後 天気:晴れ
「地域と交流しよう」 県立南但馬自然学校



今日は、すぐ隣山の施設「県立南但馬自然学校」でロープワークの体験です。

講師はなんと、元やまびこの郷スタッフのコレッキーでした!
一昨年度までに利用経験がある子どもたちは、久しぶりの再会に喜んでいる様子。

最初に、2チームに分かれてブランコを作りました。
どちらのチームも中学3年生がリーダーシップを発揮して、要領よく作業が進んでいきます。

どちらもほぼ同じタイミングで完成。
「最初は大人が乗ってくださいね」というコレッキーの話もあったので、なっぴーとガックンが乗ることに…。

丸太がしなり、ギシギシと悲鳴をあげていましたが、
ガックンの(※なっぴーは除く)重みにも耐えきってくれました。

最初は恐る恐るといった様子の子どもたちも
最後は、みんな笑顔で揺られていました。

続いて、丸太8本を筏状に縛って滑り台を作りました。
しかしながら... こちらは完成には至らず。う~ん、残念(>_<)。

意気消沈しかけた時に、筏状の丸太を石の階段に置いてみようという話になり、即席滑り台が完成!
何人かで遊ぶことができて、嬉しかったです。

長い丸太を運んだりロープで結んだりすることは、一人では出来ません。
仲間と心が結びつき、一体感が感じられる素敵な時間となりました。
コレッキー、ありがとう♪
(書き手 ガックン)
抜群のチームワーク!
2月4日(火)晴れ
料理を作ろう(恵方巻(関西風)、ほくほく味噌汁)


今日は、子どもたち14名、メンタルフレンド4名、スタッフ3名の総勢21名が、
抜群のチームワークで料理を作りました。

ご存じの通り、恵方巻は多くの具材が必要で、芋を洗うような調理場の中で、
みんなで「チームワーク」を合い言葉に、
多くの作業を同時進行で、見事に進めることができました。
どの具材もおいしく仕上がりましたが、特に卵焼きは絶品!
今週は料理好きの3年生も多く、積極的に動いて、後輩たちのよいお手本となってくれていました。

さて、おいしい具材ができたら、あとは巻くのみ!
最初の試作の1本ができあがるのを、みんなでじっと見つめ、できあがった時には歓声が!
その後全員が、最低1本は、恵方巻を作りました。

こんな風に作られた恵方巻ですから、各具材が抜群のチームワークであったことは言うまでもなく、
この上なくおいしい一品となりました。
ごちそうさまでした。

(書き手:かっさん)
それぞれの思いを胸に…
2月3日(月)曇り
出会いの集い、お互いを知ろう


今週は、昨年12月以来久しぶりに中学3年生がやってきました。
やまびこの郷では、進路選択を控えた中学3年生は、12月で入所をひと区切りします。
3学期はそれぞれ自分の目指す進路に向かうためです。

2月は第32、33週を卒業週と位置づけ、最終日に卒業式を行います。
これで、やまびこの郷は卒業です。
次に一歩踏み出すためには、区切りやけじめが必要だと思っています。
3月はそれぞれの中学校での卒業式に向けて、
どう区切りをつけるのか考えてもらえたらと思っています。

中学3年生の卒業式に参加したい!
と強く希望して来ている在校生もいます。

中学3年生は、足跡をやまびこの郷に残し、
在校生は、中学3年生の背中をしっかり見て次のリーダーを目指します。

どちらにとっても、よい4泊5日になりますように。
やまびこ生活を作るのは子どもたち自身です。
スタッフは、そのお手伝いを精一杯させていただきたいと思っています。

(書き手:まっちぃ)